無題

ゆる〜い記事です

『サクラパパオー』+1

4月29日ソワレにて観劇。

『サクラパパオー』
作:鈴木聡
演出:中屋敷法仁
出演:塚田僚一中島亜梨沙黒川智花、他

www.parco-play.com

塚ちゃんの舞台!初座長!いえい!おめでとう!そんなわけで、橋本担にチケットを取ってもらって観に行きました。舞台なら誘われたら誰が出てようと行っちゃうんだよなあ。実際、チケットを受け取り、出演者欄の名前を見たが塚ちゃんしかわからないっ☆テヘ
舞台やライブに関してのフットワークの軽さ、私の長所にしよう。

舞台の上、夢カワイイメルヘンな世界が広がってた。どこかの夢の国のメリーゴーランドのようなふわふわセット。ここに塚ちゃん立つのか~楽しみぃ~と、なんの予習もしないで観に来ていたがルンルンした。

始まってすぐに、あれ?この人知ってる!あぁ!この人!と、頭の中の人と一致した方が何名か。キョウコちゃん(黒川智花さん)は黒服の人だ。ヒロくん(ラーメンズ片桐仁)も知ってるぞ、カレイ?ヒラメ?のiPhoneケースの人*1だ!と、名前と顔は一致していないけれど、見たことのある方がたくさん出ておりました。

ワンナイトコメディーと書かれていただけあり、笑いが止まらず。キャストの皆様一人一人の個性が強い!塚ちゃんは舞台でもタバラトシオでも塚ちゃんで、華麗にクルクルアクロバットを決めてました。そんな塚ちゃんも金髪筋肉塚ちゃんです!*2を封印し、ロイヤル塚ちゃん。かわいいの!ちゃぱつかちゃん!天使がふわふわクルクル汗だくで回ってるの~。安定の、私の知っている塚田僚一でした。

あ、そうそう実況アナウンサーをしている永島さんの実況が素晴らしくて。コミカルでテンポが良く、引き込まれる。競馬は小さい頃に見に行ったぐらいで、全く記憶にはないが、馬たちが走っている情景が頭に浮かんだ。馬たちの名前も面白くて、フフっと笑えてしまうのも、ポイントだったかなあ。
3戦目の馬の名前が、シェイクスピアにかけられていて「ボンレスハムレット」とか「シーザージュリアス」とか、あ!となる名前が多く、シェイクスピア好きとしては、ちょっぴり嬉しかった(笑)

4戦目がお話のまとめになっていて、点と点だった全ての人たちがグッと線で結ばれた。その時は、涙が溢れてしまった。ワンナイトコメディーとか言ってたのに!泣いたわ!!涙落ちたわ!!!ほっこり暖まる内容でした。

笑って笑って笑って、泣いた、そんな舞台。
久しぶりにサラッと、なにも考えずに舞台を観たが、たまにはこんな舞台もありだなあ、と。予習もせず、舞台中も頭でお話を整理することもなく、淡々と進んでいくお話を、淡々と記憶にしまい込む。後味サッパリ!
モヤモヤする舞台ばかり観ていたから少し新鮮。

国フォ、地方、での公演が残っているので、塚ちゃんから元気をもらいたい方は是非!オススメします。

............................................

タイトルの「+1」は4月14日ソワレにて観劇。

『鴉よ、おれたちは弾丸をこめる』
作:清水邦夫
演出:蜷川幸雄
演出補:井上尊晶
出演:さいたまゴールドシアター、さいたまネクストシアター

saf.or.jp

鴉よ~のリンクを埋め込もうと貼り付けてみたが、テキストリンクになってしまうので諦めた。さい劇のリンクにした。

蜷川さんが亡くなって、いろいろな番組でたくさん流れた様々な演出作品のうちの一つで、香港公演かな(?)記憶は確かではないが、最後の銃声のシーンが頭から離れなかった。あぁ、もうこの舞台は観れない、観れなかった、情報が遅かった、そう思っていた。
それから、再演があることを知るのも遅かった。チケットぴあからお気に入り登録していた"蜷川幸雄"でメールが届いたことに、一般販売が始まった一週間後ぐらいに気づいたがなんとかチケットをゲットできた。
ずっとずっと観たかった舞台への切符を手に入れた。いつの日か、蜷川幸雄をお気に入り登録していた自分に土下座したい。ありがとう私。

劇場に着いて、チケットをもぎってもらうと、目の前には『尺には尺を』で見て号泣した蜷川さんの遺影。心がキュッっとなった。これから、ずっと観たかった蜷川さんの舞台だ、心にしまいこもう、と思うと始まってもいないのに涙が出た。

お芝居が始まってから終わるまではあっという間だった。訳も分からず号泣して、カーテンコールで皆様がスタオベしている中、立てずにタオルを握り締め、ひたすらに泣いていた。心では手が痛くなるほどの拍手を送っていたつもりだが、できなかった。

演者の皆様のエネルギーが強くて、パワーが凄くて、重たくて、観れて良かったと思ったら涙が止まらなかった。感想を綴り、記憶から忘れないようにするつもりでいたがまとめることができない。

とってもとっても素敵な舞台で、蜷川さんのセカイが例え再演でも、表現されるって素晴らしい。触れることのできなかった作品にこうして触れられて、新たに興味を持った人にも観ていただけるよう、再演が増えると嬉しいなあ。

-

余談ですが、最近は再演が増えていてとっても嬉しい!NINAGAWAマクベスもですが、1789が2018年春、キューティブロンドも2019年に決まりハッピーです。2019年とか2年後ですけどね。
そして、再演といえば、ふぉ~ゆ~主演『23階の笑い』も再演で観てまいりました。記事にはまとめませんが。
再演で新たな作品に出会えるのも楽しみ!

*1:松潤のドラマ99.9より

*2:塚ちゃんの決め台詞かなあ。笑